テネットのネタバレというか自分の理解を書く。
映画を見る前に読むと映画が超つまんなくなるのでネタバレが嫌な人は絶対にここから先は読まないこと。
テネットは時間を逆行させるアイテムがあり、それをめぐる争いを描いた映画。
秘密組織(CIAみたいな組織。組織名テネット?)の主人公は時間遡行アイテムの謎を追う内にイギリスにいる武器商人から秘密を探ろうとする。武器商人の妻と親しくなり、武器商人からの信頼を得ようと挑んだプルトニウム強奪計画で、期せずして時間遡行アイテムを手に入れてしまう。時間遡行アイテムの驚異を目にした直後、アイテムは武器商人に奪われる。
実は武器商人は時間遡行アイテムをこれまでに8つ持っており、9つ揃えることで世界全体の時間が遡って流れるようになるのだ。武器商人は余命が短いこともあり、世界を巻き添えにしようと考える。また、武器商人の脈拍は監視されており、死と共にスイッチが入るようになっている。
主人公は武器商人アジトへの突入作戦を行うが時間遡行アイテムまでは鉄格子があり、たどり着くことができない。
電話で武器商人の勝ち名乗りを聞いていたら、いつのまにか鉄格子が開き、時間遡行アイテムの奪取に成功する。
主人公の相棒は自分が未来の主人公から派遣されて時間を遡行して来たのだと正体を明かす。
未来の主人公こそがテネットを組織した人であることがわかり、映画は終わる。
以下わかりづらいこととその説明。
①アジトで敵は何しようとしてた?
時間遡行アイテムを地中深くに埋めようとしてた? と思ってる。
武器商人の脈拍の通知さえ受け取れればどこにあってもスイッチは入るので(妨害電波とかのアイディアは作品内では書かれない)
②銃で撃たれたのに妻はなぜ助かった?
時間が遡る世界に行ったので物理法則が変わって怪我の進行が変わったため。結局弾抜いたりしなきゃならないので時間稼ぎのようなものと思われる。
③二度目の空港のシーン何しに行ったの?
これはまったくわからない。そもそも一度目の空港のシーンも絵の強奪失敗なので行く必要ないのでは。
誰か教えてください。
④ラストバトル鉄格子開けたの誰?
主人公が開けた、のだと思う。
「未来の主人公が開けるための何かを用意してたので開けられた」
というタテツケだと思ってるけど、鍵が開いたシーンをわたしが見逃してるのかも。
(完全に見逃しでした。他の人の感想で、鉄格子の中にあった死体が逆行死体で復活し、鍵を開けて後ろ向きで進んでいったようです。死体のリュックに変な紐がついてたのは見たのと相棒のリュックの紐が同じなのは見ていたのですが、完全に見落としたようです)
あとはただの感想。
敵アジトでの戦いは時間遡行チームと通常チームが入り乱れて、爆発が収束する中を人が進んだり絵的に面白いものが見えた。
が、「この爆発なんの意味あるの?」みたいなことも感じてしまい、アクションシーンで寝かけたりも。
あと時間遡行のややこしさとアクションって食い合わせ悪い気がしました。例えばアクションシーンでスローにする演出って「何が起こってるかわかるから迫力が増すのだと聞いたことがあって。今回の時間遡行と時間順行の平行稼働アクションは理解するのに一手間多くなってアクションの楽しさが何割か減なのでは、と。
とは言えクリストファーノーラン監督作品なので全部のシーンが重厚で素敵です。物語のテーマはなんだろう。「人は「あとでやる」と思ったことはできる」みたいな感じでしょうか。