30.ファンタジーライフで面白かったことを箇条書きにしていくのだった

本題の前に、まったくの私事だが、シルバニアファミリーの『3階建てのおしゃれなおうち』を買ったのだった。

シルバニアファミリー お家 3階建てのおしゃれなお家 ハー45

買ってみて初めて知ったが、家具などは付属していないので、がらんと寂しい家になる。

これから家具などを買って、好きな家のレイアウトを作って遊ぶのだ。(とてもお金がかかる。)

シルバニアファミリー 家具 キッチンセット カ-411

おそらくゲームの『どうぶつの森』シリーズはシルバニアファミリーを意識していると思うのだろうがどうだろうか。

とびだせ どうぶつの森 amiibo+ (「『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』 amiiboカード」1枚 同梱) - 3DS

ゲームではソフト代を出すだけで、家も隣人も、隣人の家具さえ揃う。なんせ村が出来上がるし、村をいじれるのだ。

あと、散らかって家人から怒られることもない。素晴らしい。

 

そうそう、シルバニアファミリーでは家にどうやって家具を入れるのかというと、壁があるのはおもて面だけで、裏には壁がない。

いわゆるびんぼっちゃま状態と言えばある一定の年代には分かりやすいだろうか。

まぁこれはこれでアリの巣セットのような楽しさがある。職場のビルから取り壊し中のアパートが見えていて、断面図のようになったアパートをがぶり寄りで見ていたことを思い出す。

 

さて、前回ファンタジーライフを褒めたが楽しんでいるイマイチ雰囲気が伝わらないので次は面白かったことを箇条書きにしてみようと考えている。

要は楽しそうのつるべ打ちである。これを読んだ人に、なにかしらフックすれば幸いだ。

 ネタバレを含むため、ネタバレを嫌う人はここで回れ右だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・狩人になって世界中を冒険した。

・狩人の兄弟子を追い越した。

・わるものリーダーなどの中ボスを倒して賞金をゲットした。

・弓の威力に不満が出たので大工になって弓を作った。

・冒険中に見つかる鉱石や木が気になって採掘師と木こりになった。

 ・ストーリーを進めることで行ける場所が広がり、平原、洞窟、海辺、山の上、荒野、森の奥を探索した。また、各々のエリアにある洞窟や洞穴にも行ってみた。

・世界の秘密の一端に触れ、清々しい人ばかりが住む世界の成り立ちを知った。

・清々しい人ばかりが住む世界を救った。

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29.3DSのファンタジーライフがあまりにも面白いのでべた褒めするのであった

まったく個人的な出来事だが、3DSの個人的ベストゲームが更新された。

 それがタイトルの通り『ファンタジーライフ』だ。今回の記事ではそのことを書いていく。

 

なおそれまでの3DSベストゲームは「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」だった。

せっかくだからこれまでわたしが遊んだ各ハードのベストゲーム2を挙げて行く企画はいつかやりたいと思っているのでそれはまた今度。

(魂の一本と、惜しくも敗れた一本の2本でいきたい。ランキングは数が増えると熱量が下がるため、絞って答えたい)

  

ファンタジーライフ』はどんなゲームか

ファンタジールという世界で、様々な職業について遊ぶゲームです。というと何も伝わらないのでミもフタもない言い方をすると「2Dゼルダのような見下ろし視点アクションRPGで、レベルの概念や武器を鍛えるなどの要素や家を飾るなどの要素もあるゲーム」です。

ひたすら敵を倒しても強くなれるし、とにかくアイテムを拾って行くのでも成果が出る。フィールドを走っているだけでもダッシュに関するレベルが上がるのだ。

 

職業によってやれること、得意なことが変わってくるので、以下ざっくり紹介

 

■戦闘系職業

王国兵士(片手剣と盾)

傭兵(両手剣)

狩人(弓)

魔法使い(杖)

 

それぞれ武器が違う。一応他職業の武器も持てるがある程度制限がある。ストーリーを進めるにはフィールドでクエストを進める必要があるので、最初は戦闘系職業を選ぶのがオススメだ。

使いたい武器で選ぶとよいだろう。

わたしは狩人にした。

アクションが超得意でないかぎり狩人が最強ではないかと思うくらい強く、楽しい。

次遊ぶなら魔法使いで始めたい。

 

■製作系職業
大工(家具、防具、弓)
鍛冶屋(武器、防具)
裁縫師(防具、おしゃれアイテム)
錬金術師(回復、攻撃などの消費系アイテム)

料理人(回復、ステータス補助等、消費系アイテム)

 

それぞれ作れるアイテムが違う。

町の中で材料を調達しては工房で製作に励む職業だ。

戦闘を楽にする要素と、家具など家を飾る要素ができる。同じものを作り続けるとオート制作という技を覚えて作業が短縮できる。大量に作って売ることで大量にお金を稼ぐこともできる。

お店もあるので製作要素が面倒ならしなくてもオーケー。製造作業は時間制限のあるタイミングゲームとなっており(音ゲーっぽいものをイメージしていただければ)作業工程によっては店で売っているものよりも性能の高いものが作れる(特上の○○など)

 

■採取系職業

釣り師(魚)

採掘師(鉱物)

木こり(木材)

 

制作に必要な材料をフィールドで多く取得できる職業。どんどん敵を無視して進むこともできるし、採取系の能力が低いとそもそも採取できないものもあるため、重要。とは言え、材料はお店で買うこともできるので面倒ならやらなくてもいい。専門職でなくても採取はできるので、一度はこの職業についてスキルだけは覚えたほうがよいだろう。

 

何が面白いの?

とにかくなんでも面白い。

なにをしてても評価され、褒められ、ご褒美がある。

雑魚敵とのバトルも適度なバランスで楽しいし、ちょっと無理して戦う必要がある中ボス的存在も各フィールドに3体くらいいる。

中ボスは釣りや伐採、採掘にもある。(硬い木みたいなもの)

製作だけは冒険とシームレスでないのが残念だが、上クオリティ品の効果は大きいので、冒険がキツイと感じると製作したくなってくる。

 

 また、先に言った内容はすべて友人と一緒に遊ぶこともできる。(マルチプレイ)

モンスターハンターのように一緒にモンスターと戦うことはもちろん、採取であれば友人が掘ったアイテムはフィールドに落ちているので採取効率もよくなる。友人のところに一瞬で移動することもできるので、はぐれても安心。むしろ「こっちやっといて、あとで合流するから」などがやりやすい仕組みになっている。

 

テキストがすごい心地よい

とにかく悪人がいない。

そしてみんながちょっと変で可愛らしく、優しく思いやりに溢れているのだ。

牛乳を持ってくるように依頼してくるおじさんは牛乳をもらうなりグビーーーーっと叫び、「しまった。飲む前にグビーーーーって言っちゃった」などとおとぼけをかましてくる。ほとんどの人たちがこんな具合で、しかも鼻につくいやらしさがない。これはちょっと職人芸的な凄みを感じる。

現在ファンタジーライフオンラインがスマホで開発中らしいが、ちょっとこのレベルの出来の良さはスマホがどうとかではなく同じスタッフを集めたとしても、毎回期待すること自体がおこがましいのではないかと思ってしまう。

 

はじめるにあたりの注意

追加コンテンツありの「ファンタジーライフLINK」というソフトがでている。

ダウンロード版もLINKだけが売られている状況だ。今から始めるならLINKだけを買うのがよいだろう。

一方、型落ち品の「ファンタジーライフ」は中古屋で1500円程度で見かけることが多い。

また、ゲーム内で「LINKキット」という課金コンテンツ(2000円)を購入することでLINKとして遊ぶことができる。面白さがわからないものにためらいがあるならこちらでもよいだろう。

我が家は複数購入が必要なので中古を利用した。が、あまりに素敵なゲームなので最初からDL版にしとけばよかったかもと後悔が少しだけある。

なお、LINKと通常版は一緒にマルチプレイができない。通常版は「LINKキット」を買うとLINKとマルチプレイで遊べる。

マルチプレイは通常版はローカルマルチプレイのみ。

LINKやLINKキットではオンラインでのマルチプレイもできる。(フレンドのみ)

 

 

 

28.映画を見た話と宣伝

映画「モテキ」と映画「言の葉の庭」を見たのだ。

特に恋愛映画を見ると顕著だが、色々と言いたいことが出てくる。一緒に見た人にはひとしきり色々言うが、そのあとも胸の中のつかえはとれない。

この胸のつかえはなんだろう。

ということをしばらく(30秒くらい)考えたのだった。

その結果、これまでの経験と似た感覚を挙げると「わたしにも色々言いたいことあったのに、すごく一方的に色々言われて別れられた」がもっとも近いことがわかった。

 

きっと個々の作品への批評、感想を書いたところで、この胸のつかえはとれないだろうとも予想される。

 

そんなわけでちょっと短編小説書いてみます。

という宣伝です。

タイトルに短編小説:@@@@@その1

といった具合につけるので、創作モノが苦手な人は触らずに逃げよう。わたしとの約束だ。

27.ジョジョの実写化について語ってみるよ

国民的漫画の『ジョジョの奇妙な冒険』が実写化されるそうだ。

 

 かつてわたしは熱心なジョジョファンであった。(今は嫌いだとか、そういう文脈ではなく、今は熱心に活動している人に比べてぜんぜんなので、こういう風に表現しています)

 

お金がない小学校の頃から単行本を熱心に集め(これは他の漫画を借りるためのトレードとして、大変有効だったこともあるのだが)毎週ジョジョを楽しみにジャンプを読んでいた。学校のような狭い世界では、「ジョジョといえばあいつ」ぐらいのポジションにはついていたと思う。後にインターネットと出会い、おりしもカプコンの出したアーケードゲームジョジョの奇妙な冒険』稼働から間もなかったことと自分が進学のために上京したこともあり、オフ会などにも参加するようになった。そこでできた友だちとは今でも交流が続いている。

 

さてさて。

その後も東京人としての地の利を生かし、興味を持ったもののコミュニティに参加してオフ会で友だちになるということを色々なところでしてきたのだが、そこでの話題でよく出るのが実写化についてである。

実写化については二つの側面がある、と個人的には思っている。

 

A・芸能人そっくりさんによる本気コスプレの側面。

B・実写化の際、フォーマットに合わせた物語の再構築の側面。

 

わたし個人としてはBの話はガンガン興味があるのだが、一般的にはAの話題ばかりが話される。ミステリのトリック部分などと同じように、語りやすいから語られているのかもしれないと思っている。また、わたしが視覚に対する興味が低い可能性はあるのかもしれない。

とはいうものの、Bについて闊達な議論がどんどん行われていたほうが、わたしにとって面白い世界なので、Bについて、こんな視点の型があるぞ、と紹介しよう。

 

 1・映画だったら尺の都合があるから選ぶエピソードをどこにする?

 

2・だいたいのエピソードはそこでいいとしても、次回につながるような伏線は整理してもいいよね。

 

3・登場人物を整理する必要があるから、こことここの役は同じ人でやっちゃっていいんじゃないか?

 

 

おおまかにこんなところだろうか。

 

 

わたしは削って尺を短くすることを優先したい人間だが、そうではない人もいるだろうし、そこ削ったらキャラクターがダメになる、とかの人もいるだろう。また、語り合うには文字数や時間が足りないという問題もあるかもしれない。

でも、楽しいですよ。意見が違うのも楽しい。

こういうことをやってから映画に行って、オレディレクションと比較すると、もう超楽しい。

 

せっかく原作付きという自分にとってネタバレしている作品が来るのです。こういう風に楽しんでいけたらなと思っています。

 

それと、この「物語の再構築工程」は、人に作品を紹介するときにどれから見たほうがいいのか、どこは無視していいのか、とか作品をより最高の状況で見せたいと思う、マニアの性質の部分なのかなと。

せっかく自分が好きなものが新しい人たちにお披露目されるんですもの、いい状況で旅たってほしいですよね。

26.ゼルダの伝説について語る日は来るのだろうか

充分な準備について

インターネットは広大で、どんな分野にでも知恵と知識に溢れた先達がいる。浅薄な知識と経験で語ることがいかに危険であるか。

充分な準備を終えてから語るべきだ。

シリーズをすべて網羅し、1フレーズでも音楽を聴けば、イントロクイズよろしく曲名とソフト名を答えることができる。そうなるまでは語るべきではない。

 ‥‥そう思っていた時期がわたしにもありました。‥‥しかし、そんな日は来ないのだ。すべての準備が整う日など。というわけで、心境の変化があったためゼルダの伝説シリーズについていちファンが色々なことを書いていくことにする。

 

別に私生活で何かがあったわけではない。

わたしには長生きして70歳を越えてから、初恋をテーマにして切ない小説を書きまくり、その年齢と作品とのギャップを売り物にしてひと財産こしらえるという夢がある。なんと破廉恥な! ‥と思った方も待ってほしい。まだやってないのだ。なので未破廉恥なのだ。ふっふっふ。その言葉はお互い長生きしたあとで聞こうではないか。きみとわたしとの約束だ。あと65年後に聞こう。(サバ読みの機会では遠慮をしないことにしているのだ)

 

 

ゼルダの伝説シリーズとはどんなゲームなのか

ゼルダの伝説シリーズについて簡単に説明していこう。ゼルダの伝説とは、広い世界を冒険しながら徐々に強くなっていき、最終ボスを倒すゲームである。こう書くといわゆるドラクエなどのRPGと一緒なのだが、以下の点で異なっている。

・戦闘や移動などがすべてアクションで構成されている。

・レベルの概念がなく、強くなるにはダンジョンで新たなアイテムを手に入れる、街やフィールドでアイテムを手に入れる、など、モノを手に入れることで強くなる。

・ダンジョンは敵とのバトルを中心としておらず、鍵を入手する、行けそうにない場所まで足場を用意して移動する、スイッチを押す、などのギミックを動かす謎解きがメインになっている。

・また ゲーム機の進化と共にゼルダシリーズは遊びごこちを大きく変えている。要するに2D見下ろし型と3D三人称視点型だ。これに2D多人数型を含めて3種類の系統があると個人的には思っている。

 

2D見下ろし型

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3D三人称視点

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 2D多人数型

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2D見下ろし型だが、複数のキャラクターをコントロールするスタイル。

 

 わたしがプレイした作品

ゼルダの伝説シリーズでは以下の作品をプレイしている。ファンからはにわか扱いされ、普通の人からは驚かれるくらいの微妙な本数だ。

また、うち3本が未クリアのまま積んでしまっている。

 

ゼルダの伝説 神々のトライフォース
ゼルダの伝説 夢を見る島』
ゼルダの伝説 時のオカリナ
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
ゼルダの伝説 風のタクト
ゼルダの伝説 4つの剣+
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
ゼルダの伝説 スカイウォードソード
ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
ゼルダの伝説 トライフォース三銃士』

 

 せっかくなので個人的に面白かったランキングも記載しよう。手短に3位まで。どれもとても面白かったが、人に勧めるならこの3つになる。

 

3位

ゼルダの伝説 トライフォース2』 

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

ゼルダ未経験の人にオススメするならこれ。

広いフィールドを自由に駆け巡り、アイテムを入手して世界が広がるのを感じる、というゼルダシリーズの醍醐味を感じるには一番よい作品なのではないかと思う。謎解きの難易度がやさしく、詰まることはあまりないはずだ。ストーリーもほどよくシリアスで、ストーリーそっちのけで寄り道してても罪悪感もない。

 弓矢や爆弾など、消費アイテムの管理は時間で回復する「頑張りゲージ」に一元管理したり、とにかくストレスになることを取り除き、なおかつ遊んでいて歯ごたえを感じるようにできている。

素晴らしいさじ加減である。クセのなさを完成度と呼ぶのなら、最も完成度の高い作品ではないかと思う。

 

2位
ゼルダの伝説 4つの剣+

ゼルダの伝説 4つの剣+

このソフトは

ハイラルアドベンチャー

・シャドウバトル

・ナビトラッカーズ

と3本の遊びが入っているが、ハイラルアドベンチャーについてのみ語る。(他二つはGBAが必要で複数人で遊ぶものなのだ)

2D多人数型ゼルダである。 

陣形のシステムがあり、一人でも遊べる。

広大なフィールド(オープンワールド)を廃止し、ステージ選択型となっている。オープンワールドは世界が広く、探索する楽しみがあるのだが、ダラダラと時間をかけてしまい、遊びの密度が薄くなってしまうのも事実。

面クリア型にすることで、この問題を回避しているがひとつのステージあたり1時間近くかかる、超ボリューム。メインディッシュが何個も用意されているような、そんなゲーム。

 

1位

ゼルダの伝説 スカイウォードソード

ゼルダの伝説 スカイウォードソード 【Wii Uで遊べる Wiiディスクソフト(ダウンロード版)ソフト】 [オンラインコード]

3Dゼルダである。

wiiリモコンプラスを振ることで剣の操作を行う。縦横斜めに剣を振る遊びは、ついにバトルすらパズルとギミックに変えてしまったのだ。しかも、本作はフィールドすらダンジョンにしている。とにかく正気とは思えないぐらい、遊びの密度が濃いゲームなのだ。

手に入るアイテムも、それぞれ独特な使い道があり、雑魚敵もアイテムに対するリアクションが豊富で、苦戦した敵が意外な方法で簡単に倒せたりするのも楽しい。とにかく、手に入ったおもちゃをどんどん試したくなる作りになっているのだ。

鳥に乗っての移動が難しかったり、ストーリーがシリアスすぎるため、くだらない寄り道をすることが憚られてしまうところだけが難点。

 

番外

ゼルダの伝説 トライフォース3銃士

ゼルダの伝説 トライフォース3銃士

多人数型、かつ面クリア型。

2位の4つの剣+と同じように楽しめると思ったが、7歳児(サバ読みのせいで年上だよ‥‥)と共に遊んでいるが超難しい。

ゲームに慣れた三人も大人を集めても、難しいのではと思う。オンラインで遊ぶ場合は一人一本ソフトが必要だが、ボイスチャットがないため、謎解きの時のコミュニケーションはアイコンのみで行う。正直、オフラインで声を掛け合って遊んでも難しいのでは、と感じた。とても難しい上に、失敗したら一蓮托生で全員の時間が無駄になってしまう。

選ばれし勇者のみがクリアできるゲームである。

 

現在、お客さんが来るたびに7歳児と共にちまちま進めて4-2。70歳までにはクリアしたい。

 

25.クエスト行こうぜ !マジで!(あるいはわたしが愛したインチキVR)

東京ドームシティに『マジクエスト』というものがあるのをご存知だろうか。

http://www.tokyo-dome.co.jp/magiquest/

 

ここはすごい。

すごい惜しい。

その惜しいところも含めて、超マジ最高です。

技術が追いついていない時代に、大きすぎる夢を見たらどうなるかということが意図せず表されていて、是非ともおすすめしたいスポットなのだ。

今月末(2016年9月末)で終了とのことなので、まだ行っていない方は是非!

 

マジクエストってなんなの?

マジクエスト」はウォークラリー型なりきり系アトラクションである。あなたは魔法使いになってマジクエストの中の世界を歩き回り、魔法を集め、精霊と会話し、困っている人の依頼をこなし、時にはドラゴンと戦い、ゴブリンキングを退治することができる。

と言っても何を言ってるかわからないと思うので、具体的なことを書く。

 

1:入り口で杖と賢者の書を渡され、プレイヤー登録。

2:施設の中央にあるモニタでタッチパネルを操作し、クエスト受注。

3:クエスト詳細が書かれた賢者の書を元に施設の各所をめぐる。

4:施設内のオブジェクトに杖を振ってイベントを起こす。(オブジェクトは宝箱、結晶、蜘蛛の巣、骸骨などなど)

5:クエストの最後には短めのムービーがあり、なんらかのアイテムが手に入る。

6:新しいクエストを受注する(以下繰り返し)

といった感じです。

 

杖の先からは赤外線を出すことができ、クエスト受注時に、杖の状態を書き換えていくため、次々イベントが起こる。また、クエストに関係ないオブジェクトに杖を振っても、それなりな反応が帰ってくるため、ふらふら巡りながら杖を振っているだけでもそれなりに楽しい。

何より施設の景観が凝っているのと、色んなものがちょっと小さめなチュアサイズなのも合わせて異世界感があって楽しい。

 

 

とにかく体験してほしい

最高の体験とは何か。ということを書いておく必要がある。

‥‥すいません。ちょっと枠が大きすぎたので、アトラクションにおける最高の体験とは何か、に絞らせてください。

これがレストランなら最高の体験というのは料理の味や上等なもてなしになるだろう。

ではアトラクションでは?

そのことについて考えたことがあるなら、『マジクエスト』はかなり手ごたえのあるものを返してくれる。

 

マジクエストのイベントは「50ゴールド手に入れた!」など音声が流れるだけなので、子どもがわちゃわちゃ集まって次々杖を振っていると誰が手に入れたかもわからない。何回も手に入れていると「ここですることはもうないわ」とかいきなりシステムメッセージ風に怒られたりするのもマジ楽しい。全体的に子ども向けというか、子ども騙し感に溢れたテキストなのだが、イベントを起こしたのが誰かわかりづらいのと、受光部の反応が悪いため、子どもだけでは頓挫することもありそうで惜しい。

 (合成音声で◯◯は50ゴールド手に入れた、と名前をつけてあげるだけで様々な問題が解決できたろうに、とかやきもきする。) 

 

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 杖と賢者の書

昔は杖を販売していたが、今はレンタルだけしかない。賢者の書はスマホぐらいの縦幅。

 

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 賢者の書の指示で魔法の材料を探す。きちんとふりがながふってあるのが素晴らしい。

 

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エスト受注のおじいさん。話が長いが、聞いていないと後半クエストは厳しい。(賢者の書に書いていないことをしなければならないのだ)

 

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あるだけでテンションのあがる宝箱。通り過ぎていく 子どもたちは脊髄反射で杖を振っていくため、誰が中身を手に入れたかはわからない。シュレディンガーの箱である。

 

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ちょっと怖いエリアにはガイコツがある。形を保ったままなので、きっとネズミは軟骨部分を食べないのだろう。グルメなのだ。

 

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本棚にはそれらしい調度品がならび、雰囲気を盛り上げる。 

 

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闇の神殿の入り口。人の入れるミニチュア感がある。

 

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ドラゴンとのバトル!

バトルが長いので行列になっちゃうのが難点。

 

とにかく、手放しでは褒められないことも含めておすすめの『マジクエスト

今月末(2016年9月末)までです。

是非!

24.ファインディング・ドリーを見てきたのだ

映画『ファインディング・ドリー』を見てきたのだ。

 

前作の時点で、「過去にとらわれて未来に怯えるマーリン」と対照的なキャクタとして配置された「今を生きる(記憶障害なので今を生きるしかない)ドリー」の物語が語られるということもあり、期待と不安は半々だった。(まともに作ったら、とんでもない暗い映画になるはずなのだし、雑に逃げた作品なら見てもしょうがないものになる)

 

結果、開始5分で目がぐしゃぐしゃに泣いてしまった。ピクサーに逃げる意思がないことが分かり、安心して物語に没入できた。

 

「過剰なアクションとスペクタクル!」

「ご都合主義!」

「万能過ぎる仲間!」

など、リアリティラインは前作の『ファインディングニモ』と大きく異なっている。きっとそうした批判があるのではと思う。(まだ他人のレビューを見ていません)

映画を見ると、自分編集版(ここ要らなかったな、もっとこここうすれば、みたいなの)を頭の中で考えるものだと思うが、そこで考えたどのバージョンよりも、映画版の方が笑顔で映画館を出ていく人が多いだろうと思えた。

 

とはいえ、その自分編集版(ご都合主義とスペクタクル抜き版)に勇気づけられるメッセージが残ってないわけでもなく。むしろその些細な希望の途方もなさに、他のすべての欠点はどうでもいいと言える作品でした。

素晴らしい

5億点!

 

昔、成人の時にライオン刈りをする部族の話を読んだことを思い出した。三人一組のチームを作るそうで、チームメンバーは1.知恵のある者、2.力のある者、3.輪を乱す者の三人で組ませるのだと聞いた。なんかそれだと成功率が高いらしい、という文章で、その時のわたしは「何が役に立つかわからないね」という理解でしばらく過ごした。

そして時は流れ、たまたまお酒の席でその話を友人にし、友人が「輪を乱すってことは、そいつは勇気の人ってことだな」ということを聞いてようやく納得がいったのだ。

輪が乱れる理由は、「実力以上のことをやろうとするから」であり「考える前にやっちゃうから」なのだ。

 

まだしばらく、時間があくとドリーのことを考えてしまう。

いい映画だった。

まだ自分編集版は終わってない。