「世界の霧」というアプリを遊んでいる。
いわゆるスマホの位置ゲーで、霧に覆われた世界地図を、その場所に訪れることで霧を晴らすゲームである。
要するにこれが
こうなる。以上!
それだけのゲームだ。起動する以外に操作が要らないのでわたしのようなめんどくさがりでも遊べる優れものである。
そんなわけで霧に覆われたディズニーシーを霧から救い出すために行ってきた。
最初はテディルーズベルトラウンジへ。SSコロンビア号という客船の中にある。
「先週マツコデラックスがテレビで飲んでたヤツください」という田舎モノの見本のようなオーダーで出てきたバイオレットフィズ。
同じような注文してるお客様が他にも居たことを、わたしの名誉のために書き添えておく。
バーカウンターのクマが柱になっている。お気づきだろうか。一匹だけサボっているクマがいる。
ラウンジ横からSSコロンビア号のデッキに行ける。ラウンジで食事しなくてもいけるので、休憩する時に良いかも。
画角を工夫すると海を行く船風になったり。
「地中海に来ています」風になる。
SSコロンビア号はサイズは若干ミニサイズにしているとは言え、とても大きい。出航するわけではないのにあらゆる箇所が本気で作ってあって狂気じみたものを感じる。
使うことのないマストと見張り台と艦橋。
艦橋も入れるようになっているのだろうか。
使うことのない錨の鎖。サイズ比較に足を置いた。
SSコロンビアの横にある小さな船。
ここには乗れないので、ロープやツルハシを置かなくてもまったく問題ないのだけど、置く。
なんらかのストーリーがあるのだろう。
デッキ上から見える別の船もまた趣が違う。近寄って見ればよかった。
ビッグバンドビートはくじに外れてしまったので、1回目公演を並んで見た。30分前に着いたが余裕で1階席が取れた。くじに外れても2回席ならば並ぶと見ることができる。
劇場内一つ一つも飾りが素晴らしい。
これは連続する鳥でアニメーションを表現している、のだと思う。飾り一つ一つが何かしらのストーリーあるのではと思わせる。
ビッグバンドビートの後はタワーオブテラー。ファストパス利用。
タワーを作った人がハリソン・ハイタワー三世なので高塔。
写真じゃ分かりづらいが、タワーオブテラーは廃墟となったホテルという設定なので、観葉植物も埃っぽく見える。触ると埃はつかない。驚異の塗装。
出口付近はホテル内のプールエリアという設定。
生前のハイタワーさんの写真は、合成感を隠すつもりもない堂々としたもの。写真を見ているとハイタワーさんは世界中ドコに行ってもやなヤツ感があってだんだん好きになってくる。
タワーオブテラーのお土産屋では怯えてるミッキーのぬいぐるみが買える。押すと「怖かったよー。ハハッ」と声が出る。(出ません)
インディジョーンズのファストパスを取るために移動。
ロストリバーデルタのあたりは南米をイメージしたエリア。
橋の壁の棒などは、あえて不揃いな木で作りこむ狂気。
藁葺き?か茅葺?の屋根。
ファストパスをゲットしたあとは入り口付近でショー。直射日光がキツかったのですぐ退散してジェラートとアイスコーヒーをいただいた。
リストランテカナレットでお茶。
ゴンドラ乗り場のすぐ近くで、水路が美しい。水に何かが混ぜてあるので蚊柱が立たないのも良い。
テラス席でお茶のあとはお散歩。
ステキな階段を見つけてテンションがあがる。
このドアは開かないけど作り込んである。
ドアを見るたび、隙間が埋まっていて飾りかどうか確認するわたし。
小便小僧ではないオブジェ。「ひきかえせ」とか言いそう。
イタリアにもシャチホコがあることをわたしは発見した。
テレビで見た、「ザンビーニブラザーズリストランテ」の2階テラス席。夜のショーはここで見たら最高だろうな。
屋根も名のある建築様式なのだろう。なんらかの専門家と行くと楽しいだろうな。屋根繋がりで、別の場所の写真を何枚か。
わたしは浅学なのでレンガを丸く積む方法すら知らない。こんなにモノを知らないまま大人になり、お金を払うだけで文明を享受出来て良いのだろうかと、ふと怖くなることがないではない。まぁそれはそれとして。(文明崩壊の予兆があってから勉強します)
ザンビーニブラザーズリストランテはワイナリーを改造したレストランという設定なので、2回テラスの隅にはブドウをどうにかするマシーンが置いてある。
ミステリアスアイランドにはセンターオブジアースの乗り物にドリルをつけたマシーンが掘削中。
ミステリアスアイランドは火山湖をネモ船長の秘密基地にしており、水門を閉じて引きこもることができるようになっている。(という嘘のために本気で水門作るのがどうかしてると思う)
その後インディジョーンズのアトラクションへ。
インディジョーンズはもっぱら映画の方が好きだ。飛行機のプロペラが回っているすぐ近くで格闘したり、岩を砕くローラーマシーンの近く格闘するという夢のような映画。(きちんと思った通りの悲惨なことが起こるのがスピルバーグの過剰なサービス精神を感じる)
癒しのアラビアンコースト。
わたしはアラビアの音楽を聴くと超神ゲーの「プリンスオブペルシャ」が頭に浮かんでしまう身体になってしまったのだが、そんなことはおくびにも出さず過ごす。どんなゲームかは検索してみてほしい。
この移動の通りがかりにシンドバッドボヤージュに乗っている。遊園地の伝統ダークライドの継承者である。(暗いところを進むボートに乗ってカップルでいちゃつくのが、初期のいかがわしい見世物としての遊園地だったのだ)
シンドバッドは人気が低く、どんな暑い日も寒い日も5分で乗れるのでありがたい。「ジャスミンのフライングカーペット」の場所もシンドバッドボヤージュの待ち行列を作るための待機所であったが、シンドバッドの人気が低すぎて長年空き地であったのだ。(リニューアルしてシンドバッドをヒゲおじさんからエスニックイケメンに変えたりしているが人気は増えていない)
とまぁ色々言ったがディズニーシーでわたしが一番好きなアトラクションはシンドバッドボヤージュです。
噴水が多いのは、水の貴重なアラビアで水を噴水にするのが権威の象徴という感じなのだろうか。
人類最高の映画「マッドマックス 怒りのデスロード」でも権威を見せつけるために水を撒いていた。
「アラビアのバザールの楽しげな感じはこの、何に使うかわからない金属製のアイテム達が担っている!」という説を主張しているような飾り。
このお土産屋さんはアラジンの部屋とジャスミンの部屋を合体させたような内装。(なぜ合体させたのか‥‥)劇中のアラジンの部屋から王宮が見える眺めも再現してある。
マジックショー、カルーセルを乗ってアラビアンコーストを去った。
帰りがけに海底2万マイルのアトラクションに乗った。
これは海底探索用のエレベーター。
ネモ船長の秘密基地エリアなので、手すりにもNのマークで主張してくる。
ちょっと見えるノーチラス号。
海底2万マイルのDVDは持っている。
映画「海底2万マイル」はネモ船長が地上の人をもてなすシーンで、見た目は地上の料理が実は全て海の幸から作ってることがわかり、地上人が食欲を無くすシーンがある。アメリカ人は魚嫌いなんだな、とカルチャーギャップを感じた。
最後に夜景を見つつ、夜のショーを見ることなく退散。
途中で気づいたが、ビッグバンドビートで携帯の電源を切ったのでアメリカンウォーターフロントからロストリバーデルタまでの霧は晴れず。
楽しかった。
また行こう。
地図を使った謎解きゲームや、ガレー船の中をウロウロしたりとか、好きな遊び方はまだまだある。