すっかり更新が止まってしまった。
私事でドタバタしているうちにあっという間に時間が過ぎてしまった。
今は落ち着いてきたので、日々新作のゼルダの伝説を遊んでのんびり過ごしている。傍らのノリノリの7歳児もハイラルの広大さに感動しており、春休みというのに旅行にも行けてないが、彼とわたしはもう長いこと旅をしているような錯覚すらある。
さて話は変わるがこういう本を読んだのだ。
というわけで読み終わったのでマインドマップについて語る。
「一冊読んだだけで語るのか?」と思った方は自分で買って読んでもよいだろう。
人は考え方を理解した瞬間から賢くなる生き物なのだ。賢さと同時に新たな盲点を得ていることを忘れなければ、大きく道を誤ることはないだろう。
前置きが長くなったがはじめます。
マインドマップとは何か
マインドマップはメモ術である。
キーワードとキーワード間のリンクを記載したメモである。緩い階層構造も持たせられる。
要するにこれだけだ。
マインドマップは何がすごいの?
あまりすごくない。というと終わってしまうのですごいところを書く。
一つの物事には多面的な要素がある。
通常のメモの書き方では、文脈に関係ない要素は書かれないがマインドマップでは書かれる。
ゴールまでの道を整理せずに書き始めることができる。あとキーワードしか書かないから書くのが超早い。
行き当たりばったりで始められて、そして書くのが早い。読む時には全体を一望できる。
ここは素直にすごい。
脳のシナプスの構造と似ているからすごいとか、色を使うから脳への刺激になるとかはちょっとニセ科学感があってわたしには受け付けにくかった。本を読みながら「それをすごいと思ってることがすごいわ」とか、意地悪な気持ちが湧いてくることもあったが自分で買った本を悪く言うのもなんなので言わない。(言ってる)
何に使うといいの?
1.アイディア出しの時のメモ
2.何かを分析するためのメモ
3.話し合いの内容をまとめたり共有するためのメモ
に使うといい。
どうやって書くの?
1.まず中央にテーマを書く。
2.次に中央から伸びる枝を書き、その枝の上にテーマから派生するキーワードを書く。
3.2で書いたキーワードから派生するキーワードを枝に繋げるように書く。
以降2と3を繰り返し。
公式本によるとキーワードをイラストにしたり枝ごとに色を分けると良いとのことだが、わたしはそこはパスした。
意見と事実を分けるため意見は青、事実は黒など文字色を変えることは検討している。
以下いくつか実例。
マインドマップの画像+何を書いたのかの説明。
本に書いてあったことの模写。
色の要素は抜いてある。
これは前回書いた小説のマインドマップ
当初はゴーストとかそんなタイトルだった。
次は小説の面白さにはどんなものがあるだろうか考えた時のマインドマップ
一度思いつくものを書き終えた後で、自分の得意、苦手なものをあとから○×つけている。なおちょっとでも難しい漢字はカタカナにしてスピードアップしている。逆転裁判方式である。
なるほどくんの技を借りているのだ。
この2枚は面白さとは何かを考えたマインドマップ
面白さ2のほうでより具体的になっていった。
これは人と話してる時に「ぼくらの」という漫画の素晴しさについて考えたマインドマップ
「ぼくらの」はものすごく名作なので是非お手にとっていただければ。
いかがだっただろうか。
世界を時間の切り口で区切ったのが年表で、空間の切り口で記述したものが地図だ。マインドマップは何の断面なのだろうということを考えながら本を読み、自分でもいくつか書いてみた。マインドマップはその時考えたことの断面が残るんだな、というのが個人的な感想。
後で見返しても当時の考えを辿るのは比較的容易だった。(ここにだした全てのマップを説明できる)
人と映画を見た後のカフェや、漫画を読んだ後の余韻の時間に。
あるいはちょっと社会的なテーマを人と話す時に。
簡単な記念写真を残すくらいの気軽さで。
書いていこう思いました。
終わり。