まったく個人的な出来事だが、3DSの個人的ベストゲームが更新された。
それがタイトルの通り『ファンタジーライフ』だ。今回の記事ではそのことを書いていく。
なおそれまでの3DSベストゲームは「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」だった。
せっかくだからこれまでわたしが遊んだ各ハードのベストゲーム2を挙げて行く企画はいつかやりたいと思っているのでそれはまた今度。
(魂の一本と、惜しくも敗れた一本の2本でいきたい。ランキングは数が増えると熱量が下がるため、絞って答えたい)
『ファンタジーライフ』はどんなゲームか
ファンタジールという世界で、様々な職業について遊ぶゲームです。というと何も伝わらないのでミもフタもない言い方をすると「2Dゼルダのような見下ろし視点アクションRPGで、レベルの概念や武器を鍛えるなどの要素や家を飾るなどの要素もあるゲーム」です。
ひたすら敵を倒しても強くなれるし、とにかくアイテムを拾って行くのでも成果が出る。フィールドを走っているだけでもダッシュに関するレベルが上がるのだ。
職業によってやれること、得意なことが変わってくるので、以下ざっくり紹介
■戦闘系職業
王国兵士(片手剣と盾)
傭兵(両手剣)
狩人(弓)
魔法使い(杖)
それぞれ武器が違う。一応他職業の武器も持てるがある程度制限がある。ストーリーを進めるにはフィールドでクエストを進める必要があるので、最初は戦闘系職業を選ぶのがオススメだ。
使いたい武器で選ぶとよいだろう。
わたしは狩人にした。
アクションが超得意でないかぎり狩人が最強ではないかと思うくらい強く、楽しい。
次遊ぶなら魔法使いで始めたい。
■製作系職業
大工(家具、防具、弓)
鍛冶屋(武器、防具)
裁縫師(防具、おしゃれアイテム)
錬金術師(回復、攻撃などの消費系アイテム)
料理人(回復、ステータス補助等、消費系アイテム)
それぞれ作れるアイテムが違う。
町の中で材料を調達しては工房で製作に励む職業だ。
戦闘を楽にする要素と、家具など家を飾る要素ができる。同じものを作り続けるとオート制作という技を覚えて作業が短縮できる。大量に作って売ることで大量にお金を稼ぐこともできる。
お店もあるので製作要素が面倒ならしなくてもオーケー。製造作業は時間制限のあるタイミングゲームとなっており(音ゲーっぽいものをイメージしていただければ)作業工程によっては店で売っているものよりも性能の高いものが作れる(特上の○○など)
■採取系職業
釣り師(魚)
採掘師(鉱物)
木こり(木材)
制作に必要な材料をフィールドで多く取得できる職業。どんどん敵を無視して進むこともできるし、採取系の能力が低いとそもそも採取できないものもあるため、重要。とは言え、材料はお店で買うこともできるので面倒ならやらなくてもいい。専門職でなくても採取はできるので、一度はこの職業についてスキルだけは覚えたほうがよいだろう。
何が面白いの?
とにかくなんでも面白い。
なにをしてても評価され、褒められ、ご褒美がある。
雑魚敵とのバトルも適度なバランスで楽しいし、ちょっと無理して戦う必要がある中ボス的存在も各フィールドに3体くらいいる。
中ボスは釣りや伐採、採掘にもある。(硬い木みたいなもの)
製作だけは冒険とシームレスでないのが残念だが、上クオリティ品の効果は大きいので、冒険がキツイと感じると製作したくなってくる。
また、先に言った内容はすべて友人と一緒に遊ぶこともできる。(マルチプレイ)
モンスターハンターのように一緒にモンスターと戦うことはもちろん、採取であれば友人が掘ったアイテムはフィールドに落ちているので採取効率もよくなる。友人のところに一瞬で移動することもできるので、はぐれても安心。むしろ「こっちやっといて、あとで合流するから」などがやりやすい仕組みになっている。
テキストがすごい心地よい
とにかく悪人がいない。
そしてみんながちょっと変で可愛らしく、優しく思いやりに溢れているのだ。
牛乳を持ってくるように依頼してくるおじさんは牛乳をもらうなりグビーーーーっと叫び、「しまった。飲む前にグビーーーーって言っちゃった」などとおとぼけをかましてくる。ほとんどの人たちがこんな具合で、しかも鼻につくいやらしさがない。これはちょっと職人芸的な凄みを感じる。
現在ファンタジーライフオンラインがスマホで開発中らしいが、ちょっとこのレベルの出来の良さはスマホがどうとかではなく同じスタッフを集めたとしても、毎回期待すること自体がおこがましいのではないかと思ってしまう。
はじめるにあたりの注意
追加コンテンツありの「ファンタジーライフLINK」というソフトがでている。
ダウンロード版もLINKだけが売られている状況だ。今から始めるならLINKだけを買うのがよいだろう。
一方、型落ち品の「ファンタジーライフ」は中古屋で1500円程度で見かけることが多い。
また、ゲーム内で「LINKキット」という課金コンテンツ(2000円)を購入することでLINKとして遊ぶことができる。面白さがわからないものにためらいがあるならこちらでもよいだろう。
我が家は複数購入が必要なので中古を利用した。が、あまりに素敵なゲームなので最初からDL版にしとけばよかったかもと後悔が少しだけある。
なお、LINKと通常版は一緒にマルチプレイができない。通常版は「LINKキット」を買うとLINKとマルチプレイで遊べる。
LINKやLINKキットではオンラインでのマルチプレイもできる。(フレンドのみ)