自分の寿命があと何日とも知れない状況になった時、わたしは遺言として何を残すだろうか、と考えてこのブログを始めることにしたのだ。
主に扱う内容は、私がプレイしたゲームの感想である。あれ楽しかった、ここでマジむかついた、とかを貧困な語彙と野蛮な品性で綴っていく予定である。寿命がそれほど長くない人間が書いているため、調べる時間がなく不正確な情報が記載されるだろう。
「おまえ、死の際にゲームの話かよ」と思われるかもしれないがそこはそれ。わたしが死んだあとに家族が私を思い出すために最適なものを残しているつもりなのだ。
ブログは電子なので場所もとらない。
字がヘタでも読みやすい。
物理媒体に依存しないため、無くしてしまうことない。
文明には足を向けて眠れない。
わたしは 万葉集が国家プロジェクトだったこともすごく好きで、それもこのブログ開設の遠い動機になっている。
お金をかけて残そうと思ったものが役に立つわけでもない「歌」であり、それが今にも伝わっているという事実は、これちょっとすごいことじゃないかと思うわけである。
歌の内容には一部今の価値観では受け入れがたいものもあるが、それを含めて残したことがすごい。
そう。このブログはそうした、他人にとって受け入れがたい部分も含めて、残せればいいなと思っている。
家族はそれを読んで思い出して泣くかもしれないし、思い出し怒りするかもしれない。
そういうことである種の生き返りや自己複製化を目指したブログなのだ。
なお、筆者は特に持病もなく健康体で、寿命が短いわけでもないので、過剰な感情移入は不要である。怒って文句を言いたくなった時だけ「コイツもう寿命が短いんだな」と思い直してご容赦いただけたらと。
「そういう設定で読んでくださいね」というお願いである。
こういうことを言うやつなのだ。わたしは。
合わないと思ったら読まないことをオススメする。